日本化薬 韓国セルトリオン社のリツキサンバイオシミラーで提携 日本でP3実施中
公開日時 2017/04/27 03:51
日本化薬は4月26日、韓国セルトリオン社が開発中の悪性リンパ腫等治療薬リツキサンのバイオシミラー「CT-P10」(開発コード)について、提携することで基本合意したと発表した。提携内容の詳細はこれから詰める。セルトリオンは現在、日本を含むグローバルフェーズ3試験を実施している。
セルトリオンは韓国と英国で同剤をすでに販売している。
日本化薬はこれまでに、セルトリオンのリウマチ等治療薬レミケードのバイオシミラー、乳がん等治療薬ハーセプチンのバイオシミラーで提携しており、両剤とも日本化薬が日本での開発を担当した。そして、日本化薬はレミケードバイオシミラーを14年に発売、ハーセプチンバイオシミラーは今年4月に承認申請した。
日本化薬は医薬事業の重点領域のひとつにバイオシミラーを位置付けており、今回のリツキサンのバイオシミラーも手掛けることにした。日本化薬は現在、G-CSF製剤グランのバイオシミラーも販売中。リツキサンバイオシミラーは、同社にとって4剤目のバイオシミラーとなる。