メディセオと大塚倉庫の挑戦
公開日時 2017/02/28 00:00
業務提携で一気通貫物流体制の構築目指すGE80%時代に布石メディセオと大塚倉庫が1月、医療用医薬品の物流効率化に向け業務提携を開始した。医薬品物流改革に向け大きな一歩を踏み出したといえる。物流業界における慢性的な人手不足、後発医薬品(GE)の数量シェア80%に向けて物流量の増加による管理コストの増嵩を受け、もはやメーカーから卸間のメーカー物流、卸から医療施設間の卸物流といった個別ステージの効率化だけでは改善が難しい局面を迎えている。そこで両社は、メーカーから医療機関までのサプライチェーン全体の最適化による新たな一気通貫物流体制の構築を目指す。(酒田浩)メディセオと大塚倉庫の強みを融合メディセオと大塚倉庫は、両社とも物流効率化に様々な挑戦をしてきた企業だ。大塚ホールディングス(HD)傘下の大塚...