東邦HD 特別顧問に武田俊彦・元厚労省医政局長が就任 「豊富な経験と専門知識」で企業価値向上へ
公開日時 2025/01/08 04:50
東邦ホールディングスは1月7日、厚生労働省医政局長などを歴任した武田俊彦氏が1月1日付で特別顧問に就任したと発表した。2023年9月から務めていた内閣官房健康・医療戦略室政策参与は24年12月末日をもって退任した。
武田氏は18年から同社グループが主宰する「未来創研」の評議員を務め、「高い見識と経験に基づく様々な助言をいただいていた」という。東邦HDは、「武田氏を特別顧問に招聘することで、同氏の医療行政における豊富な経験と専門知識を活かし、当社グループの更なる事業成長と企業価値向上に取り組んでまいる所存」だとしている。
武田氏は東京大法学部を卒業後、厚生省に入省。大蔵省主計局やジェトロ・ニューヨーク事務所、北海道庁への出向などを経て、大臣秘書官(丹羽雄哉厚相)、医政局企画官、医政局経済課長、保険局総務課長、官房審議官(医療保険担当)、政策統括官(社会保障担当)、医薬・生活衛生局長、医政局長などを歴任し18年退官。退官後は19年に厚労省政策参与、23年9月に内閣官房健康・医療戦略室政策参与。現在、岩手医科大学医学部客員教授、ボストンコンサルティンググループシニア・アドバイザー、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業顧問なども務める。