アルフレッサファーマ 点頭てんかんの治療薬サブリルを新発売
公開日時 2016/07/28 03:51
アルフレッサホールディングスは7月27日、まれな難治性のてんかんである「点頭てんかん」に用いるサブリル散分包500mg(一般名:ビガバトリン)をアルフレッサファーマから同日に発売したと発表した。
「点頭てんかん」は通常1歳未満の乳児に発症する、まれな難治性のてんかん。乳幼児での死亡率は5~30%と推定される。患者数は2997人(2012年度小児慢性特定疾患治療研究事業の全国登録状況)。これまで個人輸入で治療に用いられてきたという。厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を経て、同省から開発要請を受け、サノフィとアルフレッサファーマが共同開発した。製造販売元はサノフィで、アルフレッサファーマが単独で販売・販促を行う。
この薬剤は不可逆的な視野狭窄の副作用が知られており、「警告」欄に明記。承認条件として、使用にあたっては講習を義務づけ、処方医のみならず、眼科、薬局でも十分な安全対策がとられること求められた。薬価は1包1487.00円。