【特別編】製薬企業の戦略見直しに遅れ 致命的になる前に挽回する三段階アプローチ
公開日時 2016/07/31 00:00
未来能力研究所柿崎大司事業戦略の見直しに周回遅れのメーカーが出始めている。ミクス編集部の調査では、「エリアマーケティングの強化」の実施はわずか18社。厚労省や医師からも問われている「MRの役割・機能見直し」は13社のみ。15年度決算では多くのメーカーの国内売上は失速し、16年度の業績見通しはさらに厳しい。売上成長が失速した場合、早急に回復できなければ、成長軌道へ戻れる可能性は大きくしぼむと言われている。戦略転換は待ったなしの状況だ。今回は「特別編」として、個人のキャリア開発ではなく、キャリアショックの背景にある事業戦略を取り上げます。競争優位性の短命化が始まった過去、医薬品業界で戦略と呼ばれているもののリストを見ると、ほとんどが優位性を失いつつあることに驚く。これまでは図のように、戦略の優位...