製薬協・清水広報委員長 業界に対する国民の目「楽観できない」 相次ぐ不祥事で
公開日時 2016/04/20 03:50
日本製薬工業協会・広報委員会の新委員長に就任した清水孝氏(アステラス製薬・渉外部専任理事)は4月18日、同委総会後に行った記者会見で、医師主導臨床研究への不正な関与や副作用報告漏れなど不祥事が相次いだことを挙げ、「業界を取り巻く環境は楽観できる状況にない」と述べ、国民から向けられる目が厳しい状況にあるとの認識を示した。
対応として清水氏は、製薬協が実施している医療用薬や製薬産業に対する一般の人たちの認識などを調査する「生活者意識調査」で経年的に意識の変化を把握、分析した上で「情報発信の仕方を、専門の委員会(コード・コンプライアンス推進委員会)と協議していきたい」と話した。