中外製薬 免疫抑制剤セルセプト 「ループス腎炎」の適応追加で公知申請
公開日時 2015/08/26 03:50
中外製薬は8月24日、臓器移植後の拒絶反応に用いセルセプトカプセル250(一般名:ミコフェノール酸 モフェチル)と、17日に承認され現在薬価基準収載待ちの同懸濁用散31.8%に、ループス腎炎の適応を追加する公知申請を行ったと発表した。
ループス腎炎は、自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)に合併する難治性の疾患で、国内の患者数は約3万人と推定されている。今回申請した適応症については、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で、公知申請が妥当と判断され、7月31日の薬食審医薬品第一部会でこの判断が了承された。これにより同適応症への使用は保険適用された。