大正製薬は６月30日、ベルギーのAblynx社が関節リウマチ治療薬として開発を進めている抗TNFα抗体Nanobody「Ozoralizumab」について、日本での独占的開発・販売に関する契約を締結したと発表した。Ablynx社のNanobody技術により、in vivoにおいて血中半減期を延長させ、炎症部位への集積を向上しているという。契約に伴う一時金のほか、今後の開発スケジュールを含め詳細は開示していない。

導入の狙いも明らかにしていないが、販売会社である大正富山医薬品が抗リウマチ薬としてコルベット錠、メタルカプターゼカプセルを扱っている。


「Ozoralizumab」についてはAblynx社は、関節リウマチ患者を対象にフェーズ２を実施している。