JCRファーマ 5カ年中計 売上を1.5倍の250億円に 再生医療等製品投入やライセンスビジネスなどで
公開日時 2015/06/26 03:51
JCRファーマは6月24日、2015年度~19年度までの5カ年の中期経営計画を策定したと発表した。それによると、ヒトエリスロポエチン製剤を扱うESA事業や、ヒト成長ホルモン製剤を扱うグロウジェクト事業、希少疾病領域への同社独自技術を生かした新製品の投入、15年中の承認を見込むGVHD治療薬「JR-031」(再生医療等製品)などによって業績の継続的な拡大に取り組む。また、脳への効果的な薬剤移行を可能にするという「血液脳関門通過技術」(J-Brain Cargo)のライセンスビジネスも進める。それなどにより最終年度には、14年度実績より売上高を約1.5倍の250億円、営業利益を2.5倍の50億円にすることを目指す。
同社は「創業当初から培ってきた、独自のバイオ技術、細胞治療・再生医療技術によりグローバルで存在感のある研究開発型企業を目指す」としている。