沢井製薬 15~17年度中計 売上高1470億円を計画 マルチプロモーションで営業強化
公開日時 2015/05/20 03:50
沢井製薬は、2015年度~17年度の中期経営計画を策定した。ジェネリック(GE)の使用促進策を受け、増える需要を見込み製造・供給、販売体制を強化し、最終年度に売上高を現在より約400億円増の1470億円にすることを目指す。MR数は510人体制と約20人増にとどめ、生産性向上とコスト効率を高めるとともに、卸と販社の共闘体制も強化して、営業力の強化を図る。
具体的には▽ターゲティングの明確化によるMR生産性の向上▽がんやバイオシミラーなどの特定領域専門の営業チーム設置による売上高増加▽MR活動とWeb、コールセンターが融合した「マルチプロモーションシステム」構築による情報提供力の強化--に取り組む。また、MRとMSのコミュニケーションを充実させ、エリアにおける同社製品の浸透を進め、プレゼンスを高める。
また、さらなる成長に向けた取り組みとして、海外事業の基盤構築のほか、「バイオシミラー事業拡大に向けたビジネスモデルの検討」を盛り込んだ。中計は5月14日に発表された。