抗インフル薬 処方患者数シェア イナビルが47%でトップ
公開日時 2015/04/30 00:00
15年シーズン10-59歳の約6割で使用10代で伸長2014-15(11~2月)シーズンの日本国内のインフルエンザ患者は、3月上旬までに推定約1400万人に達したとされ、過去4シーズンで最多と推定されている。背景には世界保健機関(WHO)の専門家会議が選定したワクチン推奨株と異なるウイルスの流行が起こり、ワクチン接種者での予防効果が十分でなかったことがあげられている。こうした中で毎年この時期に恒例となっている今シーズンの抗インフルエンザ薬の市場がどのようなシェア分布となり、過去と比較してどのような推移をたどったのかを検証してみたい。調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI)のデータによると、抗インフル薬に関する発行処方せん枚数は15年1月にピークになっ...