MR統計入門 第15回 病気の要因が複数考えられる場合 オッズ比で要因の寄与順位を把握しよう
公開日時 2015/05/08 05:01
統計分析研究所株式会社アイスタット代表取締役社長ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(理学博士)菅民郎 担当する循環器専門医が独自にまとめた受診患者の喫煙と不整脈との関係の数表を見せられ、「リスク比やオッズ比、有意差の出し方をわかりやすく教えてほしいなあ」と言われたMRの志賀裕さん。自信を持ってしっかり回答できなかったため、いつも通り、統計の専門家・菅民郎先生に助けを求めました。これまでにリスクやリスク比を算出することで、「喫煙者は非喫煙者に比べ◇倍、不整脈につながる」ということが言える、オッズやオッズ比を算出して、「『喫煙者は非喫煙者に比べ◇倍、不整脈につながる』ということは言えない」ということ学びました。今回は、オッズ比の活用法に迫ります。 CASE.4喫煙者と非喫...