バイオジェン日本法人 社長にスギノ氏就任 前職はサノフィ日本法人糖尿病BUヘッド
公開日時 2015/04/07 03:50
米バイオジェンの日本法人であるバイオジェン・ジャパンは4月6日、これまでサノフィ日本法人の執行役員糖尿病ビジネスユニットヘッドを務めていたスティーブ・スギノ氏が同日付で入社し、日本法人の社長に就任したとのトップ人事を発表した。スギノ氏は日系米国人(四世)で、日本でも12年間生活している。バイオジェンは日本でのビジネス拡大に向け、ヘルスケア業界で20年以上の経験を持つとともに日米両国で上級幹部を歴任し、また両国の文化と言語に精通しているスギノ氏に白羽の矢を立てた。
スギノ氏は日本・オーストラリア・新興国地域のリーダーシップチームのメンバーも兼任する。
前職のサノフィ日本法人の前は米イーライリリーに15年間勤務し、米国の糖尿病事業部や神経科学ポートフォリオの後期グローバル臨床試験の責任者などを務めた。「上級幹部、事業オペレーション、戦略、ファイナンス等の領域で卓越した成果を実現してきた」としている。
スギノ氏は47歳。出身は米国カリフォルニア。カリフォルニア大学アジア研究で学士号を取得し、日本の国際基督教大学(ICU)にも籍を置いた。また、インディアナポリス動物園評議委員、インディアナ日米協会役員、自殺防止に取り組む患者団体である全米自殺防止財団インディアナ支部の共同創設者などを務めた。
バイオジェンは神経変性疾患、血友病、自己免疫疾患領域を中心に事業展開している。