バイオジェン 長時間作用型第8因子製剤イロクテイトを発売 週1投与も可能に
公開日時 2015/03/10 03:52
バイオジェン・アイデック・ジャパンは3月9日、血友病A患者に用いる長時間作用型第8因子製剤イロクテイト(エフラロクトコグ アルファ遺伝子組換え)を発売したと発表した。血漿中の消失半減期を延長させたのが特徴で、定期的に投与する場合、患者の状態に応じて3~5日間の範囲で適宜調節し、週1回投与が可能な場合もある。注射回数を減らすことで、患者自身の身体的負担を軽減することが期待できる。
効能・効果は「血液凝固第8因子欠乏患者における出血傾向の抑制」。血液凝固に必要な第8因子が欠乏または少ない血友病A患者の治療薬では、出血時のみならず、定期的な投与によって凝固因子を一時的に補充し、新たな出血予防にもなる。日本での患者数は4761人(2013年)という。
規格は以下のとおりで1瓶の薬価(溶解液付)は次のとおり。
250国際単位1瓶 2万6766円
500国際単位1瓶 4万9637円
750国際単位1瓶 7万1236円
1000国際単位1瓶9万2050円
1500国際単位1瓶13万2105円
2000国際単位1瓶17万0702円
3000国際単位1瓶24万4983円