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製薬協・生活者調査 処方薬の情報源 医療者以外ではネットが最多 50代以上顕著 20代は活用度低く

公開日時 2014/10/14 03:51

日本製薬工業協会の生活者意識調査で、医師・薬剤師以外からの処方薬の情報源を尋ねたところ、最も多かったのがインターネットで42.3%だった。2番目のテレビ・ラジオの16.3%を大きく引き離しており、ネット経由の入手先としては54.1%が民間の情報サイト、47.2%が製薬会社のサイトでいずれも5割前後に上る。世代別では、50代以上が情報源としてネットを挙げる割合が高く、全体平均を上回った。20代は情報源としてネットを挙げたのは28.8%にとどまり、医療者以外からは「特に入手していない」が58.5%だった。

 
この調査は、製薬協が2年に一度実施している「くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」で、6月に首都圏、京阪神の20歳以上の男女を対象に行われ、回答者は2000人。この中で処方薬について入手したい情報としては、54.0%が薬効、53.5%が副作用だったが、医師・薬剤師からの副作用の説明があったとしたのは27.3%にとどまり、副作用情報に強いニーズがあることがうかがえた。
 
普及が著しいジェネリック(GE)については、GEを知っている人は90.4%、自分の服用している薬剤が新薬かGEかを知っている人も75.8%に上った。GEを知っている人のうち、過半数の52.3%がGEを選択したいとし、医師に任せる(33.8%)を大きく上回った。90.5%の人が価格の安さをGEの選択理由に挙げた。
 
今後開発してほしい新薬としては、がんが圧倒的に多く686件で、次いで認知症(168件)、難病(154件)の順だった。
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