アストラゼネカは９月１日、現行の営業組織を見直し、（１）循環器・代謝領域、（２）消化器・呼吸器領域、（３）オンコロジー領域―の３つの重点疾患領域ごとに各地域の営業部を置く新体制を発表した。組織変更・人事は10月１日付。これまでの支店を営業部へと名称を改め、現行の16支店を10営業部に再編する。同社の場合、糖尿病治療薬などプライマリーケア製品が主軸となる中で、重点疾患領域ごとに専門性や戦略実行の質を高めることで、成果の最大化を目指す。


同社は、７月１日付で、営業本部、マーケティング本部の管轄下に、▽循環器・代謝、▽消化器・呼吸器、▽オンコロジー―の３重点疾患領域制を敷き、それぞれに統括部長を置く新体制に移行した。従来は、プライマリーケア、オンコロジーの各事業部の管下にある営業部に支店が属す体制だったが、これを見直した。


今回の組織変更もこの一連の流れの中で行われたもの。疾患領域の専門化を進める体制を敷く一方で、現行の16支店を▽北海道・東北、▽関越、▽東京第一、▽東京第二、▽横浜、▽名古屋、▽京都、▽大阪、▽中国・四国、▽福岡――の10営業部に再編した。札幌支店や仙台支店、埼玉支店、千葉支店などを統合した。


一方、オンコロジー領域については、これまでの５支店から▽東日本、▽首都圏、▽中日本、▽西日本―の４営業部に再編する。なお、営業部各領域には営業推進部長を置く。