協和キリンの遺伝子組換えヒトAT製剤 JBが販売へ
公開日時 2014/07/31 03:50
日本血液製剤機構(JB)と協和発酵キリンは7月30日、協和発酵キリンが年内に申請を予定する遺伝子組換えヒトアンチトロンビン(AT)製剤(開発コード:KW-3357)について、JBが販売受託する契約を締結したと発表した。同製剤は「先天性ATIII欠乏に基づく血栓形成傾向」および「ATIII低下を伴う汎発性血管内凝固症候群」の適応で開発された。
今回の契約に基づきJBは協和発酵キリンに契約一時金を支払い、承認取得時にマイルストンの一時金を支払う。協和発酵キリンは申請および承認取得後の製品供給を担うが、販促・販売活動には携わらない。
KW-3357は、組換えDNA技術や糖鎖制御技術で作製された遺伝子組換えヒトAT製剤。ヒト血液に由来する感染症リスクの回避が見込まれている。