あすか ARBブロプレスのオーソライズド・ジェネリック 9月中旬に発売
公開日時 2014/06/23 03:50
あすか製薬は6月20日、高血圧症などの治療に用いるARBカンデサルタン錠2mg、4mg、8mg、12mg「あすか」(先発品名・ブロプレス)を9月中旬に発売すると発表した。同剤は、先発品ブロプレスを販売する武田薬品との契約に基づき、原薬、添加物、製造方法、効能・効果が全く同じオーソライズド・ジェネリック(以下、AG)で、先発メーカーがお墨付きを与えた後発品となる。ブロプレスAG(=カンデサルタン錠「あすか」)の情報活動はあすかのMRが担当し、武田薬品は同剤をあすかから仕入れて特約店に販売する。
先発品ブロプレスは年内に物質特許が満了し、12月頃のジェネリック参入が見込まれている。ただ、ブロプレスAGは同日に薬価収載され、あすかは他社に先駆けて発売できる。しかし、カンデサルタンAGが発売されると、契約に基づくとはいえ、先発品ブロプレスの売上減の時期も早まる。このため、発売時期が注目されていた。
9月中旬の発売は、薬価収載後90日以内の発売が求められるルールを最大限引き伸ばした時期と重なるが、あすかは9月発売とした理由について、「情報提供体制を含め、万全な体制を整えて発売するため」と説明している。
武田薬品とあすかがブロプレスAGの契約を締結した際の記事は、こちら。