サノフィ 侵襲性髄膜炎菌感染症の情報発信センターを設立 国内初
公開日時 2014/04/22 03:51
サノフィは4月21日、国内で初めての侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)の関連情報を発信する団体「IMD情報センター」を同日付で設立したと発表した。国内外の最新情報を医療関係者、教育関係者、一般生活者に情報発信する。IMDは髄膜炎菌によって引き起こされ、発症から24~48時間以内に患者の5~10%が死亡する進行が速く重篤性の高い疾患。海外ではIMDを予防するワクチンが承認・使用されているが、日本ではサノフィが2013年3月に国内初の髄膜炎菌ワクチンの承認申請を行い、早期の承認取得を目指している。
サノフィは同センターの設立にあたり、「IMDの脅威から1人でも多くの方々を守るために、疾患理解を深める情報を提供し、日本の公衆衛生に貢献していく」とコメントしている。
サノフィのワクチン事業部門であるサノフィパスツール社が現在、世界50か国で髄膜炎菌ワクチンを提供するとともに、IMDの啓発活動にも力を入れている。米国では全米養護教諭協会とサノフィパスツール米国支社がVOICES OF MENINGITISとの患者会を設立し、患者やその家族によるIMD啓発活動をサポートしている。サノフィは今回、サノフィパスツール社の海外での啓発活動の経験をもとに、同センターを設立した。