高血圧、脂質異常、糖尿病の生活習慣病市場
公開日時 2014/03/31 00:00
内分泌・代謝内科で3疾患併発患者が4人に1人一般内科は1割未満「メタボリックシンドローム」という言葉が「メタボ」と略されて、一般市民の間に幅広く浸透していることはもはや疑いようのない現実である。このことは生活習慣病の認知に大いに役立ったと思われるが、その一方で、現実の患者動向はどのようになっているのか?薬剤の処方動向から検証したい。調剤レセプトベースで処方分析を行う医療情報総合研究所(JMIRI)のデータによると、高血圧症、脂質異常症、糖尿病のいずれかの治療薬を処方されている患者総数を母数とし、そのなかで各疾患の薬剤を処方されている患者の割合を、2010年、12年、14年の各1月の3時点で比較すると、「高血圧症治療薬のみ」の処方患者は年々減少し、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬に関してはほとん...