本誌MR意識調査 処方につながったMR活動 地域講演会がトップ
公開日時 2014/03/03 03:52
ミクス編集部がMRを対象に行った意識調査の中で、「処方に結び付いた行動」を聞いたところ、「地域単位の研究会・講演会」が41%でトップとなった。「全国規模の講演会」は31%で3位、「Web講演会」も15%と一定数に上った。講演会では、事前案内から実施後のフォローアップ、ディテーリングまで医師との有力な面会機会になっており、これら一連の流れが処方獲得プロセスの有力な方法になっているといえそうだ。
調査対象は、ケアネットが運営するCareNet.comかミクスOnlineに登録しているMRもしくはその上長。1月下旬から2月上旬にかけてインターネットで調査し、274人から回答を得た。「処方に結び付いた行動」については編集部で18項目を設定し、最大3つまでで選択してもらった。
処方に結び付いた行動の2位には「iPadなどタブレット端末」を用いた活動(32%)が入った。このMRの属性データをみると、中小病院や開業医担当のMRが多くなっており、視覚に訴えるなどわかりやすさがそれらの医師から受け入れられていると考えられる。一方、大学病院担当MRで成功例と捉えている割合は2割にとどまった。専門医での処方獲得では、タブレット端末にとどまらない情報ソースを活用した症例ベースのディテールが求められていると言えそうだ。
また、前回13年調査では7割のMRがタブレット端末の活用に消極的だったことを踏まえると、マルチメディアを活用した活動での成功体験が確実に蓄積されてきていることがうかがえる。
MR意識調査2014年版の詳報は、Monthlyミクス3月号「MR意識調査2014年版 変わり始めたMR e時代に勝つ秘策」に掲載する。