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2012年はGEで薬剤費2170億ドルを節減 GPhA

公開日時 2014/01/22 03:50

 ジェネリック医薬品(GE)の使用普及により、米国では2012年には2170億ドルの薬剤費が節減できたことが、米ジェネリック医薬品工業協会(GPhA)がこのほどまとめた報告書で明らかになった。GPhAが12月18日に発表した。

同報告書によると、2012年には、2011年の1880億ドルから約15%増の2170億ドルが節減できたことで、2003年から2012年までの10年間で節減額は1兆2000億ドルを超えたという。

GPhAは、今回の報告書では、10年間の薬剤費の支払者別の節減額を算出した。
これによると、保険支払者(保険会社および従業員保険プラン)において5520億ドル、メディケアパートDの高齢者(2006年開始)では1800億ドル、メディケード(低所得者保険)加入者で960億ドル、自己負担分(保険加入者一部負担および保険未加入者全額負担)780億ドルなどが節減できた。

GEによる節減額を薬効別にみると、最大が中枢神経系(CNS)薬剤で、全体の35%を占め、金額では750億ドルとなった。次いで、心血管系(CV)薬剤で全体の25%を占め、530億ドルを節減した。これに次いで大きいのは代謝系薬剤の13%で、300億ドルの節減を示した。

GPhAのRalph G Neas 会長兼CEOは、「GE産業は、米国のヘルスケアシステムにいまだかつてない節減をもたらし続けている」と今回の結果を評価した。その上で、「より多くの米国人が、手ごろな価格の治療を求めよとすればするほど、GEは患者、支払者、企業が高騰する医療費の解決策を見出すことができる試す価値のある、かつ本当に節減を可能にする方法だ」とコメントした。

同会長兼CEOは、「GEへのアクセスを奨励する政策は節減とともに歩調を合わせていく」と述べ、米連邦議会議員など政策立案者にGE促進への一層の環境整備を暗に求めた。

なお、GphAは、この試算が調査会社IMS Healthのデータに基づいていることを明らかにしている。

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