ロシュ・D 骨粗鬆症薬の効果判定試薬を発売
公開日時 2013/10/15 03:50
ロシュ・ダイアグノスティックス(ロシュ・D)は10月11日、骨粗鬆症薬の効果判定を行う試薬キット「エクルーシス試薬 total P1NP」を発売したと発表した。患者の血液から、骨形成の程度を特異的に見ることができるマーカーPINP(I型プロコラーゲン-N-プロペプチド)を測定する。特に、重症の骨粗鬆症に用い、骨形成を促す薬剤であるテリパラチドでは、他のマーカーと比べPINPが早く変動するという。
保険点数は170点。測定には、電気化学発光免疫測定法(ECLIA 法)で、対応する検査機器があれば病院の検査室などでも測定が可能。同社の機器なら18分で測定できる。同社の骨吸収マーカーキット「エクルーシス試薬 β-CTx」とあわせた測定で骨代謝状態の把握もできる。
効果判定のタイミングの目安は、治療薬投与後は、骨形成促進剤は4カ月以内、骨吸収抑制剤は3~6カ月程度という。
「エクルーシス試薬 total P1NP」の希望販売価格は13万円(100テスト用、税抜)。