アステラス 医師らへの12年度支払総額は約193億円 対売上3.6% 情報提供関連費が3割超
公開日時 2013/09/02 03:50
アステラス製薬は8月29日、医師らへの資金提供内容を公開する透明性ガイドラインに基づき、2012年度(12年4月~13年3月)の支払い実績を同社ホームページ上で公開した。支払総額は約193億円で、同社の12年度医療用薬売上高5357億円の3.6%と、これまで公開されている会社の5~6%台と比べると低い割合だった。
自社製品などに関する医療従事者に対する説明会や講演会に要した「情報提供関連費」は約71億円で、支払総額の3割を超える。3割を超えるのはこれまで公開している会社の中では外資に多く、国内大手メーカーではエーザイだけ。
12年度国内医療用薬売上高 5357億円
支払総額193億3400万円
対売上高3.6%
A.研究費開発費等 合計77億9200万円
共同研究費7億5400万円
委託研究費5億6500万円
臨床試験費57億5200万円
製造販売後臨床試験費2億7900万円
副作用・感染症症例報告費1000万円
製造販売後調査費 4億3200万円
B.学術研究助成費 合計26億5000万円
奨学寄附金18億9400万円
一般寄附金1億7500万円
学会寄附金1億3400万円
学会共催費4億4700万円
C.講師謝金等 合計10億2800万円
講師謝金 8億1000万円
原稿執筆料・監修料1億0200万円
コンサルティング等業務委託費1億1600万円
D.情報提供関連費 合計71億8500万円
講演会費39億6900万円(8653件)
説明会費19億8500万円(9万1828件)
医学・薬学関連文献等提供費12億3100万円
E.その他の費用
接遇等費用6億7900万円