大日本住友製薬は８月７日、経口血糖降下薬メトグルコ（一般名：メトホルミン塩酸塩）の新規格として500mg製剤を同日に新発売したと発表した。同剤は１日維持量750mg～1500mg、１日最大2250mgまで投与可能だが、250mg製剤しかなかった。同社は「500mg製剤を加えることで、多くの錠数を服用されている患者さんの服薬錠数を軽減することができ、服薬アドヒアランスの向上に寄与できると期待している」とコメントしている。500mg錠の薬価は18.50円。

メトグルコは、肝臓での糖新生抑制作用、抹消組織での糖取り込み促進作用、小腸での糖吸収抑制作用などにより血糖降下作用を示すビグアナイド系経口血糖降下薬。既存のメトホルミン製剤は１日最高投与量が750mgなのに対して、メトグルコは最大2250mgまで投与できる。