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ファイザー プログラフやロキソニンテープなどのGE 6月に新発売

公開日時 2013/04/19 05:01

ファ イザーとマイラン製薬は4月18日、東京都内で後発医薬品(GE)事業をテーマに共同会見し、GEの新製品として6月に免疫抑制薬タクロリムス(先発品 名:プログラフ、アステラス製薬)など4製品を発売すると発表した。また、マイランからファイザーへ販売移管された製品が5月以降に順次販売され、年内に も移管が終了する見込みであることも明らかにした。

 

両社が6月に新発売するGE品は、タクロリムスのほか抗アレルギー薬オロパタジン塩酸塩(アレロック、協和発酵キリン)、経皮吸収型抗炎症剤ロキソ プロフェンナトリウム/パップ(ロキソニンテープ、第一三共)、抗菌点眼薬レボフロキサシン点眼液(クラビット点眼液、参天製薬)。このうち、タクロリム スGEは、この成分として承認された唯一のGE品となる。ファイザーの松森浩士取締役執行役員は「マイランの高い製造技術で厳しい基準を満たしたと考えて いる。業務提携のシンボリックな製品と言える」と説明した。

 

業務提携により、マイランの営業部門200人がファイザーに出向した。販促活動は、ファイザーエスタブリッシュ部門のMRが病院や開業医を、マイランのMRが調剤薬局を主に担当し、両社の販促活動を補完し合う。流通はファイザーのチャネルを使う。

 

◎年内の販売移管終了目指す

 

ファイザーは年内にも、マイランから300以上のGE品の製品移管を受ける。移管後の製品は、ファイザーの標準パッケージに統一され、両社のロゴが併記される。なお、ファイザーの主力品であるCa拮抗薬ノルバスクなどのGEは手掛けない。

 

ファイザーによると、両社のGE品ポートフォリオは12年時点で特許切れ成分数の60%を占める。一方で、13年1月時点で両社のGE市場の売上シェアは2.8%に留まっており、豊富な製品群と営業力を武器に早期にシェア拡大を図る考えだ。

 

両社は2012年8月に業務提携を発表した。ファイザーがGEのマーケティングと販売を担当、マイランがGEの開発および製造を担当するというもの で、資本提携は含まれていない。(写真は左からファイザー 松森浩士氏、エスタブリッシュ医薬品事業部門プレジデント アルバート・ブーラ氏、マイラン製 薬株式会社 ランディー・スタインロフ社長)
 
 

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