難航…価格形成!高まる大手調剤批判 崖っぷちの卸に譲歩の気配なし
公開日時 2013/03/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●「価値に応じた単品単価」と「卸・調剤間利益バランス是正」●サービスレベルと価格…ABC分析によるコスト把握が出発点大手調剤と卸の価格交渉が未曾有の難航をする。当稿を執筆している3月上旬段階で、交渉が動き出した気配はまだない。しかし、これが正常化への一歩とすれば安易な妥結は不要だ。来春から消費税改定もからむ。今が価格形成の本来の姿に立ち返えるラストチャンスである。日本医師会、厚労省とも強い不快感を表明し、大手調剤は四面楚歌だが、調剤トップにその認識があるのか。今号では頭を冷やし、そもそもの医薬品というものの価格形成のあり方について、考えよう。新薬創出加算で価値と価格透明化で単品単価・早期妥結今回の価格交渉は、第3ラウンドの流通透明化問題と、第2ラウ...