米ファイザーの分社化について発言 リードCEO
公開日時 2013/02/04 04:01
米ファイザーのIan Read CEOが、同社の新薬部門とエスタブリッシュ医薬品(ジェネリック医薬品)部門の分社化を考えていることが分かった。米ブルームバーグ通信などが1月30日報じた。
Read CEOは、1月29日の証券アナリストらを対象とした第4四半期決算のカンファレンス・コールにおける質問に対して明らかにしたもので、「我々は、(新薬とジェネリックは)別々の経営に向かっていくと信じている。我々は、株主が、2つの別の会社に投資をする機会を持つことを好むかどうかを評価するつもりだ」(ブルームバーグ通信)と話し、今後、分社化の計画を煮詰める意向を示した。
ファイザーは、米国や欧州では、新薬とジェネリック医薬品事業を別部門で展開しているが、新興国市場では、別部門ではなく、地域・国別に事業展開をしている。仮に、新薬とジェネリック医薬品事業が分社化されるとまず新興国が再編されると思われている。同社はすでにカプセル事業のCapsugelや栄養製品部門を売却しており、現在動物薬部門のZoetisの売却計画を進めている。