ムコスタGEの「レバミピド」 患者による検索数が上昇中 QLife調査
公開日時 2012/11/08 04:00
月600万人が利用する国内最大級の病院検索サイトや医薬品検索サイトなどを運営するQLife(キューライフ)は11月6日、一般消費者・患者が10月に検索した製品名を集計したところ、胃粘膜保護薬ムコスタの一般名の「レバミピド」が増加し、検索ランキングで初めてトップ10入りしたと発表した。同社は「一般名処方やジェネリック浸透の影響かもしれない」としている。
検索ワードで「ムコスタ」はほぼ毎月、検索ランキングでトップ3の位置にあった。一方、「レバミピド」は今年3月以降、月を追うごとに検索数が増加し、10月に初のトップ10入りとなった。一般消費者・患者が「レバミピド」との検索ワードを打つ状況は、処方された時以外に考えづらく、ジェネリック処方と関係が深いと類推される。
10月調査で最もランキングの上昇幅が大きかったのは「メジコン」「アスベリン」「フスコデ」といった気管支炎などに用いる呼吸器系疾患治療薬。QLifeは「全国的な冷え込みで風邪をひく人が急増した影響と思われる」と分析している。また、春の花粉症シーズンとともに検索数が増加する抗アレルギー薬「アレグラ」も、早くもトップ10入りし、「来年のスギ花粉飛散量が増加するという報道の影響と推察される」としている。