医師の処方マインドを埋める新薬(1)
公開日時 2012/09/29 00:00
医薬品市場では毎年有用性の高い新薬が次々に登場。採用側の薬剤に対する眼は肥え、採用基準は年々厳しくなる一方だ。本誌が今年実施した病院薬剤部に対する薬剤採用に関する調査でも、それを裏づける結果が得られた。そして、今後は、病院経営を主軸に置いた薬剤選択や、アンメット・ニーズ領域への新薬開発のシフト、医師による治療の個別化、薬剤のリスクマネジメントを強化する規制の導入など、ますますこの流れが加速する方向だ。変化し続ける医療環境のなかで、当然、企業にも変化が求められる。本誌の薬剤部に対するアンケート調査や取材を通じて、企業が今後行うべき活動が何かが見えてきた。(沼田佳之、小沼紀子、酒田浩、神尾裕)医師の処方マインドを埋める新薬特定患者に有用売上予測に異変PromotionContents1.総論新薬...