健診後の医療機関受診 1年後に半数が脱落
公開日時 2012/09/29 00:00
再診時のフォローアップがカギ本連載最終回は、生活習慣病における受診行動とアドヒアランスの問題について、受診継続の観点から分析した。その結果、生活習慣病で受診した患者の1か月後の受診率は概ね5割程度に止まることが分かった。さらに受診継続率をみると、2か月後に脱落のピークがあることが分かり、再診時のフォローアップの重要性が明らかになった。患者にとって治療を継続することは治療成績の向上につながる。アドヒアランスの向上は治療薬の価値を最大限引き出すものとされ、早期の治療は患者へのベネフィットを最大化することにもつながる。転換期を迎えたMR活動にあって、いかに患者の受診行動を把握し、アドヒアランスの向上に役立つかも次世代MRの役割の一つになるかもしれない。高血圧、高脂血症、糖尿病の三大生活習慣病におけ...