眠気を測る
公開日時 2012/04/23 04:00
睡眠研究が世界的なトレンドである。「眠気=どのくらい眠いか」を測定すること、特に「本人が眠気を自覚する前に、それを測定/察知すること」は、永年の課題だ。(医療ジャーナリスト西村由美子)だが、「眠り」に関してはきわめて個人差が大きく、実際、睡眠不足がどのくらいこたえるかには、個人によって大きな違いがあることがわかっている(最近では睡眠不足に強いか弱いかは遺伝による違いが大きいと言われている)。だが、たいていの人にとって徹夜は一晩で十分だし、3晩続けて睡眠時間が4時間を下回るとほとんどの人は反応時間が長くなり、問題解決能力が低下することが実証されている。いちいち問題解決能力の測定などしなくても、もっと簡単に且つ客観的に眠気を想定する方法はないものだろうか?「瞬き」はその指標の一つになりうると考え...