沢井製薬 抗アレルギー薬のエバスチン製剤の特許訴訟 勝訴確定
公開日時 2012/02/14 04:00
沢井製薬は2月13日、抗アレルギー薬エバステルの後発品エバスチン錠5mg/10mg「サワイ」とエバスチンOD錠5mg/10mg「サワイ」に関する特許訴訟で勝訴が確定したと発表した。これは沢井のエバスチンの分布状態が製剤特許に抵触するかどうかについて原告のスペイン・アルミラル社(特許権者)との間で争われたもの。11年12月にアルミラル社の請求を大阪地裁は、特許に抵触するものではないとして棄却したが、2月6日までの控訴期限までに控訴がなかったことから地裁の判決が確定した。
沢井はエバスチンを08年7月4日にエバスチンを薬価収載し、製造販売した。これに対してアルミラル社が同年8月26日付で同剤の製造販売の差止を求める訴訟と仮処分申し立てを大阪地裁に提起していた。