流改懇開催、新薬創出加算元年は流通改善停滞し卸一人負け
公開日時 2011/08/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●卸連、単品単価推進で作業部会設置しデータによる検証を要望●厚労省経済課鎌田新課長就任、期待される行政のリーダーシップ新薬創出加算元年、卸決算は08年の薬価改定年度に続き最悪決算を更新したが、今年6月30日には1年ぶりに流改懇(医療用医薬品流通改善に関する懇談会)が開催された。厚労省の報告による10年の薬価改定年度の流通改善状況は停滞、緊急提言の3点セットは、早期妥結は後退、売差マイナスは拡大、総価取引は進展がみられなかった。卸連は年1回の流改懇での対応は難しいとし、作業部会の設置を訴えたが、嶋口充輝座長の預かりとなった。官のリーダーシップが必要との声もあるなか、7月29日、新経済課長には鎌田光明内閣参事官(官邸特命室)が就任した。納入価下がり売差...