FDAの利益相反ルール緩和にNPOが反対を表明
公開日時 2011/08/08 04:00
政治活動、行政活動の監視・調査などを行っている米NPO法人の「政府監視に関するプロジェクト」(ProjectonGovernmentOversight:POGO)が、食品医薬品局(FDA)によるFDA諮問委員会委員の利益相反ルールを緩和しようとする動きに反対を表明した。米ブルームバーグ通信など複数媒体が報じた。FDAのMargaretHamburg長官が、7月末、消費者団体PublicCitizen幹部との懇談で、諮問委員会委員の利益相反ルールの緩和に言及した。同長官は、利益相反ルールは医薬品審査で情報の歪曲や製薬企業による不当な影響を回避させるためには重要としながらも、ルールの厳格運用で委員が欠席あるいは議決に不参加せざるをえず、場合によっては、委員会が開催できない場合も生じ、審査の遅れに...