激変する経口血糖降下薬市場
公開日時 2011/07/28 00:00
処方患者数でDPP-4阻害薬ジャヌビアが3位に2009年12月に約10年ぶりと言われる新規作用機序のDPP-4阻害経口糖尿病治療薬ジャヌビア/グラクティブ(一般名・シタグリプチン、MSD/小野薬品)が登場して既に約1年半が経過した。この間にDPP-4阻害薬は10年4月にエクア(一般名・ビルダグリプチン、ノバルティス)、6月にはネシーナ(一般名・アログリプチン、武田薬品)も発売され、既にいずれも長期処方が可能になっている。一方で、経口血糖降下薬分野では、ビグアナイド製剤のメトグルコ(一般名・メトホルミン塩酸塩、大日本住友製薬)も発売から1年が経過し、同剤も11年5月から長期処方が可能になった。ビグアナイド製剤は国内では1960年代からある古典的な薬剤だが、かつて乳酸アシドーシスの有害事象が問題...