糖尿病 体重減少が薬物治療継続のモチベーションに 日本イーライリリーの患者調査で
公開日時 2011/06/28 04:01
日本イーライリリーは6月27日、2型糖尿病患者の治療満足度についてのインターネット調査結果を発表した。それによると、血糖コントロールが良好な患者と、体重が減少した患者では、治療満足度と治療継続率が約7割に上り、血糖コントロールが不良で、体重が増加した患者の約6割に比べ高い結果となった。
薬物治療で重要になる治療継続率をみると、血糖コントロールが良好な患者は73.4%に対し不良な患者は68.5%で、その差は4.9ポイントだった。それに対し、体重が減少した患者では76.5%で、体重が増えた患者より10.3ポイント高く、治療継続には血糖コントロールより、体重のコントロールの成否が治療を続けるモチベーションのカギになっていることがうかがえた。
また、調査した日本イーライリリーなどが販売しているGLP-1受容体作動薬(注射剤)を含む薬剤別満足度も聞いた。それによると、経口血糖降下薬群は80.8%で最も高く、GLP-1受容体作動薬は76.9%だった。インスリン製剤群は57.7%だった。いずれも治療効果が満足の理由に挙がっている。