23年3月のGLP-1受容体作動薬市場
経口薬リベルサスが18万人に処方 クラス1位、シェア44%
公開日時 2023/06/01 00:00
国内初のGLP-1受容体作動薬ビクトーザ(一般名:リラグルチド)が登場してから13年。DPP-4阻害薬と同じインクレチン関連薬でありながら、選択肢の多くが注射薬なことに加え、消化器系の副作用なども課題となり、医療現場への浸透は緩徐であった。そのような中、世界初のGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)/GLP-1受容体作動薬であるマンジャロ(一般名:チルゼパチド)が4月に登場し、GLP-1受容体作動薬への関心がより高まっている。そこで今回は、マンジャロの発売直前の市場動向となるものの、GLP-1受容体作動薬(以下、GLP-1)の直近23年3月までの処方実態を俯瞰して見てみたい。いつものように調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方動向を把握し...