田辺三菱製薬 2型糖尿病治療薬・カナリア配合錠 OD錠の剤形追加を申請
公開日時 2024/02/21 04:48
田辺三菱製薬は2月20日、DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤であるカナリア配合錠について、口腔内崩壊錠(OD錠)の剤形追加を申請したと発表した。承認されれば、DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤として初のOD錠となる見込み。承認取得後のOD錠の販売スキームは通常錠と同じく、製造販売元が田辺三菱製薬、販売元が第一三共で、両社で共同販促する。
カナリアは、田辺三菱製薬が製造販売元のDPP-4阻害薬・テネリグリプチン(一般名、製品名:テネリア錠)とSGLT2阻害薬・カナグリフロジン(同カナグル錠)の2成分を含有する2型糖尿病治療薬。テネリア錠もDPP-4阻害薬として唯一のOD錠をラインナップし、カナグル錠は23年3月にOD錠の剤形追加を申請した。
OD錠は、少量の水で容易に崩壊することから、口腔内の唾液等の水分により速やかに溶け、場所にとらわれることなく水なしでも水ありでも服用できる。田辺三菱製薬は、「これまで以上に継続的な治療が必要な2型糖尿病のある人の利便性の向上と服薬継続が期待される」としている。