メーカー作成の患者説明資料 「反応良かった資料がある」は4割 本誌医師調査で
公開日時 2011/04/14 04:01
製薬企業が作成している患者用説明資料の印象について本誌編集部は、医師に対し調査した。その結果、「患者の反応のよかった資料がある」は44%だった。
調査は、株式会社アンテリオの協力を得て行ったもので、医師133人かい回答を得た。反応のよかった資料で、印象に残っているとの回答が最も多かったメーカーは、グラクソ・スミスクライン。次いで第一三共、ファイザー、武田薬品、MSDと続いた。
反応のよい資料があったとする医師が約4割いる一方で、「反応の記憶がない」は30%、「診療で使うことがほとんどない」も24%おり、内容に課題を残す形となった。理由としては「企業名があると患者への押し付けになる」のほか、複数の人から「使える資料がない」「使い方が面倒」との指摘も出ていた。
結果の一部はミクス4月号「患者が求める薬物治療 知られざるニーズを掘り起こせ」に掲載したが、ミクスOnlineではプレミア会員向けに13日から自由回答を含めて全容を公開した。
内容は以下のとおり。
・「患者の反応が良かった資料」(会社名、薬剤名、その理由)
・「患者用説明資料に対する意見」
・「患者から銘柄指定のあった薬剤で印象に残っているもの」(製品名、理由)
・「銘柄指定に対する受け止め方」
・「製薬会社への要望」(全般)
URL: http://mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/40630/Default.aspx