恒例、日本医薬品卸業連合会の「十大ニュース」と「川柳ベストテン」が12月17日に発表された。会員が選んだ十大ニュースでは１位に新薬創出加算の試行、２位に価格交渉の難航が入り、一方の会員による川柳ベストテンでは、同加算や価格交渉に対するMSの苦労がにじむ内容が目立った。

【十大ニュース】
１位　「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」試行的導入
２位　流通改善、価格交渉が難航し長期未妥結状況に
３位　卸連合会、新型インフルエンザワクチン返品を受諾
４位　診療報酬10年ぶりプラス改定。薬価基準5.75％引き下げ実施
５位　卸連合会、日本型卸機能分析の報告書を作成・発表
６位　第18回IFPW総会がソウルで開催。日本から80名参加。松谷副会長「IFPWインターナショナル・リーダーシップ・アワード」受賞
７位　後発医薬品、調剤体制加算の段階的な加算変更で、先発品から後発品への切り替え進む
８位　菅政権が誕生。厚生労働大臣が長妻昭氏から細川律夫氏に交代
９位　医薬品業界の2010年問題到来。メーカーの主力品が一斉に特許切れ。
10位　たばこ増税で禁煙補助剤品薄に
10位　ドラッグストア、調剤報酬ポイントカード適用が問題に

【川柳ベストテン】
１位　「得意先　創出加算に　耳かさん」
２位　「妥結した　先生それは　去年分」
３位　「禁煙を、補助剤不足で　煙（けむ）にまき」
４位　「回収作業　はやぶさ英雄　俺あたりまえ」
５位　「円高で　外資の仕切価　下げてくれ」
６位　「返品で　去年の朝日を　思い出す」
７位　「メーカーの　足並み揃わぬ　新制度」
８位　「数多い　後発品と　ＡＫＢ」
９位　「決まらない　決めたいけれど　決まらない」
10位　「新制度　一喝されて　尻すぼみ」