アストラゼネカ NSAID/PPI配合剤をWebで販促
公開日時 2010/10/28 04:00
アストラゼネカ(AZ)は、4月にFDAから承認取得した、NSAID(非ステロイド抗炎症剤)とPPI(プロトンポンプ阻害剤)配合剤Vimovo(ナプロキセン/エソメプラゾール)を通常のMRによる販促に加え、双方向を可能にしたWebサイトを活用した販促を実施する。同社は、従来から製品発売に際し製品サイトを設置していたが、双方向の形式ではこれが初めて。
医師がVimovoのサイトにアクセス、サイトでは、質問に対しては特別に訓練されたMRが電話で対応する。AZでは、医師は多忙で時間が取れず、取れてもMRとじっくり面談できないため、24時間365日対応できるようにすることが目的と話している。
AZは、昨年、米国のMRの早期退職勧奨制度を発表したが、適正な規模については明らかにしなかった。AZでは、MRの規模の評価を続行、業績や製品ポートフォリオに応じて、適正規模を追及すると話している。
Vimovoは、PPIを配合することで、NSAIDの副作用である消化性潰瘍のリスクを減少させる。適応は、変形性関節炎、関節リウマチ、強直性関節炎。
(The Pink Sheet 10月11日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから