第5回 緑内障配合点眼液の処方動向
公開日時 2010/10/28 00:00
今年新発売した配合点眼液利便性向上で切替進む近年、国内での失明原因は、糖尿病網膜症を抜いて緑内障がトップとなった。緑内障の最大のリスクファクターは眼圧上昇であり、罹患初期はβ遮断薬(BB)、プロスタグランジン関連薬(PG)、炭酸脱水酵素阻害薬(CAI)の点眼剤による眼圧下降療法が行われている。2010年になって緑内障の治療薬市場では、4月にBBのチモロールマレイン酸塩(商品名・チモプトール:MSDほか)とPGのラタノプロスト(商品名・キサラタン:ファイザーほか)の配合剤「ザラカム配合点眼液」(ファイザー)、6月にやはりBBのチモロールマレイン酸塩とPGのトラボプロスト(商品名・トラバタンズ:日本アルコン)の配合剤「デュオトラバ」(日本アルコン)、及びBBのチモロールマレイン酸塩とCAIのドル...