患者を引き継いだときに、処方の内容に疑問を感じたら――その時の医師の対応について、医師会員制コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは会員医師に対し調査した。

同社によると、引継ぎ時も処方理由がカルテに記載されていない場合がほとんどで、特に患者が前の医師を信頼している場合は、処方変更に苦労するという。そこで対応を聞いたところ、1732人が回答を寄せた。

最も多い回答が「患者と信頼を築きながら徐々に変更していく」で57％と過半数を越えた。いきなりの変更は患者に戸惑いを生じさせたりするためで、同意を取りながら変更するといった意見がみられた。処方を継続する医師も20％おり、「処方にはそれなりの理由があるはず」「新たな処方で副作用が起こる可能性もある」との意見が多かった。前の医師を否定せず、患者にも不安を与えないよう気を使っていることがうかがえた。