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抗インフル薬 3人に1人の母親が点滴薬希望 健康日本21フォーラム調査で

公開日時 2010/09/30 04:01

過去1年でインフルエンザにかかった子を持つ母親1000人を対象にインフルエンザに対する意識調査が、健康日本21推進フォーラム(理事長:高久史麿・自治医科大学学長)によって行われ、その中で抗インフルエンザ薬については点滴薬に関心が高いことが分かった。

抗インフル薬では、カプセルなどのタミフル(中外製薬)、吸入剤のリレンザ(グラクソ・スミスクライン)、点滴薬ではラピアクタ(塩野義製薬)がある。その中で、ラピアクタは外来での1回の投与により効果を発揮するのが特徴。調査では、点滴の抗インフル薬があることを知っていたのは24.3%だったが、そのうち半数近い母親が点滴薬の処方を希望。点滴薬を知らない母親を含めた全体では35.1%が点滴薬を希望した。

その理由を尋ねたところ(複数回答)、「1回の投薬で済むのは楽だから」が67.0%に上り、「効き目が早そう」(63.8%)、「病院内で治療が済むのが安心」(54.7%)、「効果が高そう」(52.7%)と続いた。

最も汎用されるタミフルについては、85.7%が「効果が高そう」と回答したが、副作用の心配がないとするのは1割前後だった。それに対しリレンザでは「効果が高そう」としたのは78.4%で、副作用の心配がないという母親は3割を超えたが、一方で「子どもがきちんと吸えるかどうか分からない」と吸入薬ならでは懸念もみられた。
 

お詫び(30日午前11時30分)

制作ミスにより本文が掲載されていないままとなっていました。お詫び申し上げます。

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