万有とシェリング・プラウ 統合新会社MSDとして10月1日から事業開始
公開日時 2010/08/03 04:01
万有製薬とシェリング・プラウは8月2日、10月1日から統合新会社「MSD」として事業を開始すると発表した。MSDの本社所在地は現万有本社の東京都千代田区九段北で、シェリング・プラウの新宿区の東京本社は引き払う。MSD代表取締役社長には、シェリング・プラウ側のトニー・アルバレズ氏(現在は万有及びシェリング・プラウの社長)が就任する。
MSD発足に先立ち、万有及びシェリング・プラウは7月から営業・マーケティング組織を統合した。現在、MR2450人体制で営業活動しているが、10月以降のMR数は統合後に改めて公表するとしている。また、現在は自社名と両社のロゴマークが入った名刺を持って営業活動しているが、10月からMSD社のロゴに一本化する。
万有とシェリング・プラウの親会社、メルクと旧シェリング・プラウ・コーポレーションは09年11月に統合が完了し、現在は医療用医薬品・ワクチンの売上高で世界第2位の製薬企業として世界140か国以上で事業展開している。