欧州製薬団体連合会（EFPIA）のアンドリュー・ウィティー会長（グラクソ・スミスクラインCEO）は、６月21～22日、ロンドンで開催されたEFPIA総会での挨拶のなかで、各国の財政事情が厳しいなかで、画期的医薬品を開発し、患者の医薬品アクセスを向上させるには、「医薬品業界と各国政府との新たな対話が欠かせない」と指摘、積極的な対話を求めた。ウィティー会長は、財政状況が一層厳しくなるなかで、業界は、政府や政府機関が「真のパートナー」であることを認識しなければならないとした上で、政府が予算執行決定のためにどの価値を優先するか見極めなければならないことに理解を示し、その価値を政府と共有することが重要と指摘した。そのために、業界は付加価値を示すことが出来る医薬品を開発する必要があるとの考えを示した。そ...