アストラゼネカ代表取締役会長兼社長 加藤 益弘
公開日時 2010/05/30 00:00
国内フェーズ1世界の2か月遅れでスタート国際共同治験に遅滞なく参加日本の医薬品市場はいま、世界からどのように見られているのだろうか。世界第2位の市場規模を誇るものの、医薬品開発では高コスト構造に加えて、世界では求められない承認要件を突きつけられる。ドラッグ・ラグの解消に有力な手法の国際共同治験でも、開発環境の悪さから日本の参加が敬遠されがちだ。このようななかアストラゼネカ日本法人の加藤益弘社長に、同社グループにおける日本法人の位置づけや医薬品開発の展望を聞いた。-グローバル製薬企業は日本市場をどのように見ているのでしょうか。加藤日本は世界第2位の市場で、企業にとって重要な市場であることは確かです。しかし、企業戦略上、世界の注目は新興国市場に向いており、中国の医薬品市場は金額ベースで毎年20~...