昨年10月にワイスを買収したファイザーが徐々に人員削減に着手し始めている。同社は、ワイスの製薬事業部門の本社機能があったペンシルバニア州カレッジビル・オフィスで450人、州内のグレート・バレー・オフィスで230人、合計680人を3月中旬までに解雇すると決定した。両オフィスでは合計4500人が就業しており、今回の解雇者はその15%に当たる。グレート・バレー・オフィスは今年半ばまでに閉鎖する方針。
また、ニューヨーク州労働局に対し、同州ロックランド郡にある旧ワイスのパール・リバー・オフィスで4月上旬までに116人が解雇すると通告した。同オフィスでは既にワイス買収完了後に400人を超える従業員が解雇されている。
ファイザーは、ワイス買収後に両社併せた全世界で従業員の15%、2万人弱を削減する方針をすでに明らかにしている。