持田製薬4-9月 エパデールなど主力3品目が牽引し増収増益
公開日時 2009/11/04 04:00
持田製薬が11月2日に発表した10年3月期第2四半期(4-9月)は、高脂血症などに用いるエパデールなど主力3品目の売上が牽引したことで増収増益となった。
ロングセラー製品であるエパデールが伸びていることについて、決算発表した青木誠代表取締役専務は、「数量増はこれまでの延長線上にあり、特段変わった傾向にはないが、JELIS(エパデールの大規模臨床試験)の解析、サブ解析のエビデンスが、MRの情報提供活動で効率よく届けられ、持続的に伸びているのではないか」と話した。早期に30億円規模の事業を目指すジェネリック事業については、数値を含め詳細は明かさなかった。
利益については、研究開発費の計上の下期へのずれ込みがあったことなどが影響して二桁増となったが、通期では一転して純利益を除き、営業と経常利益は減少となる。
〔連結業績(前年同期比)通期予想(前年同期比)〕
売上高 392億4700万円(5.2%増)785億円(4.4%増)
営業利益 81億800万円(22.8%増)127億円(2.2%減)
経常利益 84億2800万円(20.2%増)132億円(2.7%減)
純利益 59億1800万円(27.8%増)93億円 (6.2%増)
〔売上高(前期実績)通期予想(前年実績)、億円〕
エパデール 188(182)374(366)
アテレック 73(64)150(132)
ディナゲスト 17(7)35 (21)
アラセナ-A 13(14)26 (27)
ミラクリッド 11(11)22 (23)
グランダキシン 9(9)17 (18)
ノボ・ヘパリン 9(9)16 (17)
トロンビン 7(8)14 (15)
スプレキュア 7(7)14 (14)
フロリード 7(5)12 (10)
ロコルナール 5(5)9(10)
ベセルナ 3(2)6 (5)